「自分の事しか考えなくていい社会」の崩壊2011-07-08 Fri 05:39
精神障害の大きい問題点は、自殺に結びつく可能性が大きいこと、精神を病んだものは、負のスパイラルに落ち込む危険性が健常者に比べ極めて大きいということにあります。
厚生労働省 公表の資料(2010年度)により、精神障害の発生原因を類型別に件数の多い順に見ると、「対人関係のトラブル」(65件)「事故や災害の体験」(48件)、「仕事の失敗、過重な責任の発生等」(44件)となっています。 私の資料には、年代別の区分がないために、第1位にある「対人関係のトラブル」の年代別の発症が分かりませんが、私の知見によれば、人生経験を重ねれば、対人関係のトラブル回避への知恵はつくと考えられ、また中高年齢に達すれば、それなりの社内地位を得られることから被害者というより加害者の者が多いのではないかと推測できる。これらのことから会社、仕事に馴染めない、入社して数年の従業員が中心ではなかいと考えられます。 今、コミュニケーション能力が希薄な若者は多いと聞いています。家庭環境、学校生活のなかで本来身に付けなければならない基本的能力が欠落している若者が多いようです。ある人材派遣会社を経営する人は「躾、身だしなみ、言葉遣いは、本来は、家庭、学校生活のなかで学習するものですが、今は、会社が行わなければならない時代になった。」と嘆いている。 ニート、引きこもりの人たちの「自殺」は、マスコミ等で報道されていますが、職に就いている人たちの中にも潜在的にあることは、社会の「メルトダウン」を想起させます。 つづく スポンサーサイト
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