「自分の事しか考えなくていい社会」の崩壊2011-07-14 Thu 06:12
そもそも年金は、女性にやさしく制度設計がなされています。
日本が高度成長時代にあった頃までは、夫婦間で「固定的性別役割分担」がありました。夫は、会社に勤め稼ぎ妻は家庭を守るいわゆる専業主婦でいられた時代といえます。その中で生まれたのが、税金関係でいえば、配偶者控除・配偶者特別控除でありますし、社会保険関係においては「国民年金の3号被保険者」制度といえます。 この国民年金の3号被保険者ですが、前回の納付率にはカウントされていませんし、この制度が出来る以前は、被用者保険に加入している人の配偶者は国民年金に加入してもしなくてもどちらでもよいという扱いになっていましたからこちらもカウントされないことになります。 ただ、この制度も表向きは、「固定的性別役割分担」としていますが、実際に国民年金の強制加入の対象となった場合には生活費に費消されることを考えるとどれ位の納付率であったかは想像するだけで怖くなります。夫は妻に「俺が死ぬまで食わしてやるから老後は心配するな」。で終わるのではないでしょうか、またそれが出来る時代であったいえます。 ですがここにきて状況が変りました。以前から夫婦共働きの家庭において、「一方は家庭に居て保険料は、払わないのに保険料が納付されることとなる3号被保険者、私は会社で厚生年金を支払っている」この不公平感は国会で何度も議論をされましたが議員さんには荷が重いようですが、そろそろ真剣に取り組まなければならない状況にあるのではないでしょうか。 つづく スポンサーサイト
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