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労務屋さん

経営者とともに「いい会社を作ろう」です。 企業や団体の成長を支える、いわゆる「ヒト」「モノ」「カネ」 「人」に関することを業務としています。

「自分の事しか考えなくていい社会」の崩壊

悩める年金制度  マクロ経済スライド
[マクロ経済スライドが適用されるイメージ]
マクロ経済スライドとは、年金受給世代が増え現役世代が減少する少子高齢社会にあっても、年金制度が持続可能であるために、人口バランスの変化と一人当たりの年金額との関連づけをする、年金額改定の仕組みです。具体的には、賃金水準や物価の伸びに連動して毎年度年金額を見直す際に用いられる「改定率」という指標に、スライド調整率である(1)被保険者数の減少分としてマイナス0.6%、(2)平均余命の伸びを勘案してマイナス0.3%を組み込みます。すなわち、賃金・物価の伸びが仮に1%あったとしても、年金額はそこから(1)と(2)で合計0.9%を差し引いた伸び率になるため、結果として0.1%しか伸びないという計算になります。

※ スライド調整率とは、公的年金全体の被保険者の減少率(0.6%)+平均余命の伸びを勘案した一定率(0.3%)をいいます。よって全体で0.9%となります。
※ 名目額とは、現役世代の保険料負担能力とのバランスや給付水準の調整が高齢者の生活に与える影響、年金額を物価・賃金以外の要素で名目額以上に引き下げることについての憲法の財産権との関係等を勘案して導入された。
※ 物価が下落した場合には、その分が年金額に反映されます。物価が上昇した場合には、過去の据え置きと相殺されるまでには「プラス改定なし」物価が下落した場合にはその分が「マイナス改定」というわけです。
                 つづく
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