グレーゾーン2011-12-17 Sat 06:47
個人情報の保護に関する法律は、2003年(平成15年)5月23日成立、2005年(平成17年)4月1日全面施行された。そもそもこの法律は、個人情報が商取引で売買の対象となり、取引され個人情報流出により情報による被害が顕在化したためにつくられたのであるが、今、この法律の逆手をとるようなビジネスが横行している。実態のない会社の名前を記載した勤務証明書や、架空の源泉徴収票などを作成して販売する「アリバイ会社」が東京都内を中心に少なくとも30社以上営業していることが判った。主な顧客は、本当の勤め先を知られたくない風俗店従業員や、収入が足りなくてお金が借りられない人など。作成書類は、アパートの賃貸契約を結ぶ際や、消費者金融の融資額を増やしてもらう目的などに利用されているとみられる。警察当局などでは犯罪を助長しかねない業態として警戒を強めているが、こうした業務内容を直接規制する法律はない。業者側は「グレーゾーンの会社でも、必要としている人は多い」とあくまでも強気だ。
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