冬至2011-12-25 Sun 06:45
式年遷宮は、古の昔から伊勢神宮に伝承される大切な行事の一つです。社殿を造り替える20年に一度の大祭です。正殿を始め御垣内のお建物全てを建て替えし、さらに殿内の御装束や神宝を新調して、御神体を新宮へ遷します。なぜ20年に一度行われるかについては、諸説あるようですが旧暦の「朔旦冬至」(11月1日が冬至にあたること)が、19から20年に一度の周期であるためとの説が私には説得力があるように思われる。伊勢神宮の遷宮の儀は、夜、老杉の森の闇の中でおこなわれる。一夜明けて翌朝、総ひのき作りの新しい正殿をみると、誰しも、その若々しさに驚かされるという。昔、正月に庶民の間で交わされた挨拶言葉として「お若くなりましてあめでとうございます」と挨拶をするとされますが、この場合の「お若くは」「元気なりまして」と読み替えたほうが判りやすい。太陽の力が最も弱まった日を無事過ぎ去ったこと、そして冬至を境にして太陽が天高く昇ることを指している。
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