曖昧模糊2012-02-25 Sat 15:56
福井県にある大飯原発3号機と4号機の再開のために経産省の原子力保安院が、「ストレステスト」をして「安全を審議した」とニュースは伝えています。マスコミも問題だが、政府も政府です。日本は原子力基本法の成立と原子力政策を作るときに、「日本は被爆国であり、原子力の安全を保つために、原発を推進する方が安全を審査してはいけない」としている。つまり、原発推進は原子力委員会と経産省が行い、それとまったく違う組織(原子力安全委員会)で安全を審査することになっています。
安全の審査を独立性の確保された機関でしないと安全は保てないことは、自明のことです。このことは、原子力というものを日本でやるときに政府が国民に約束したことです。それが、その後、同じ省内に保安院ができ、国民との約束を実質的に反故しました。ところが、福島原発事故がおこったにも関わらず、原子力保安員が「安全を審議」したと報じられています。 スポンサーサイト
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