「自分の事しか考えなくていい社会」の崩壊2012-05-02 Wed 07:01
慣習
何時頃から始まったのかわかりませんが、もしかしたら有史以来なのかもしれません。日本においては、明治時代が始まる前までは、「一族主義」が、社会の安定のコンセンサスを得ていたようです。この場合の一族とは、近い親族のことであり、その範囲は、定かでない。この一族の長には、大きな権力が与えられ、同時その対価として、一族を扶養する義務も同時に負ったものと考えられる。親族に係る重要事項例えば、財産分与、婚姻、相続などが考えられる。明治時代に入ると、欧米の文化に触発され、「一族主義」から「家長主義」へと変化が見られました。「家長主義」とは、ひとつの家族の中で、戸主という統率者を定め、戸主を中心に家族をまとめる制度といえ、状態は、権限および義務の範囲を一族から家へと変化したものと考えられます。そして、日本の終戦後においては、この「家長主義」が廃止され、欧米のスタンダードである「個人主義」へと変遷していきます。 つづく スポンサーサイト
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