晴耕雨読2012-06-26 Tue 06:55
日本の発展を妨げているものの原因として、一つは「現場」から離れていることにあるようです。このことは、今回の震災復興にも言えそうです。ある識者によると「アメリカが1970年代に衰退したことについて、いろんな統計を基にした経済学の解説書を読んだことがあります。いろいろな数字でしっかり整理した本でしたが、結論は「現場にいないニューヨークやワシントンの連中がアメリカをダメにした」というものでした。人間の頭脳というのは実にダメなもので、頭脳が間違った判断をしようとするのを止めるのは、「現場」と「辛さ」の2つのように思います。現場はいやでも事実を目の前に突きつけますし、辛さは傲慢になった自分の心を直し、事実を見ることができる勇気を与えてくれます。アメリカは、その後、シリコンバレーなどを中心とした情報産業で最後の火をともすのですが、現場にいない人の支配は変わらず、現在は衰退の一途をたどっています」。
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