晴耕雨読2012-08-17 Fri 06:58
NHKの大河ドラマ「平清盛」も第3部に入ろうとしている。平清盛・源頼朝が生きた時代を宗教史から見れば『末法』の時代といい末法の世はその後、未来永劫に続くとされる。中世以降の日本では末法思想を、この世の終わりとする終末論的なものであると捉えることも多い。このことは当時、日本国を支配していた王家および貴族からすれば無理からぬことのように思える。しかし末法思想は、お釈迦様が予言したものであくまでも仏法の衰退、つまり仏の教えが時代を経て次第に通用しなくなる事のみを指している。そもそも当時の宗教は、王家および貴族のためのもので、少なくとも、その後、鎌倉時代に勃興する民衆のための宗教ではなかったといえる。
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